お知らせ
失敗、成功のもと~平面プラン 図面で推敲~
200907.14
「朝聞いて夕方できる平面図」。「夢の家図面で失敗20回」。
家への思いを標語にしました。
「住宅会社の社長として、どんな家を造りたいの」という娘の質問に対する答えです。
「こだわりの家造り」「お客様目線の家造り」などという美しい、耳ざわりのよい言葉を口にしたのですが、会社は具体的に何ができるのだと詰められました。
家は高額商品なのに、契約時に完成品はありません。現場で造る物だから、担当する営業・現場監督・職人などによっても、完成した家にばらつきがでます。施主にとっても期待と同時に、最後まで不安を持ち続けなければならないのが家なのです。
それを防ぐためには、失敗をすること。こんな間取りの家にしたためにと、図面上で失敗を幾度も幾度も繰り返すこと。それが平面プランでの推敲となるのです。完成した家に対する満足度は失敗図面の数と比例するのです。