現場日記
そういえばあったなあ
201312.25
片岡 大です
八王寺のS様邸
本日サイディングの進行状況の確認に寄った
ものの職人さんはおられませんでした
というのは、長期間あるお正月休みが近づいてきています
この時期上棟した現場、年を越すのにブルーシートでは、見た目も
あまり宜しくなく風が吹いた時に音もするので、透湿シートを貼って
胴縁で押さえておく工程まで何処の建築屋さんも行かせたがります
毎年、この時期はそこら辺りを優先させるそうです
業種によって色々ありますなあ
この黒いのっぺりした部分
通称おにぎり等と言われる所です
軒先の天井が水平になるパターンだとこの部分がおのずと発生いたします
破風板とおにぎり部分の接点の角度
どの様にしてだすのでしょうか?
恐らく計算して出す事も可能だと
思います、はい
しかしながら現場ではそのような事は
いたしません、差金を使って屋根の勾配を
出して実際の寸法図をベニヤ板に書き出します。
差金を使って屋根勾配を出したり
五角形や八角形を正確に出したり
隅木の鼻先の角度を出したり
(まだまだ色々あります)
車のカギを開けたり
するのを矩術(きく術)といいます
物凄く奥が深く本屋さんに行くと分厚い本が何冊も
あります
最近の建物はすっきりが多いので差金を駆使
する事がかなり少なくなりました
因みに車のドア開けは本には載っていませんでした
執筆者:片岡大悟