現場日記
片岡 大です
倉敷市 新築工事 日畑 N様邸
玄関ポーチが完成しました
玄関前の雰囲気がさらに出てきました
こちらの変木(へんぼく)は百日紅(さるすべり)の木です
以前N様ご家族と一緒に材木屋さんに買い付けに行きました
本日はこの味わいのある木を
どの向きに使えば一番移り映えが良いかを
確認して頂くために棟梁を含め皆で集まりました 材質は大変目が詰まっており
ズシリと重たいです
使用する場所は玄関から
入ってすぐの地袋スペースです
こちらは屋久杉の幕板です
同じ場所に使います
表面の凹凸が何とも言えない雰囲気を
醸し出しています
何というかさすがです
このような材料と出会えれたという事は
一つの誉れであります
(私も経験したことがありますが
このような貴重な材料、さらにお施主様支給で出された時は
刻む前に墨をしますがいざ鋸を入れようとしても
緊張して中々手が動きません
何度も何度も再確認をして心を落ち着かせます
最後は度胸一発で取り掛かりますが
その心境になるまではかなりの時間を要します
その分やり切った時の達成感と自信は相当のものです・・・)
一流の造作材は手鋸を
数回引いて切れ目を
入れると木の香りがふわっと溢れ出てきます
よく研いだ鑿の刃をあてるとピタッと吸い付き
手で押すとシャリシャリと音を出して喰い込んで行きます
緊張感の中にあるあの快感は他では味わえません
二階 ユニットバスと居間との境の壁ですが
防音用に
断熱材を入れています
よい家になります様に