ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは、「住宅プランナー」のガマ仙人です。
メル・ギブソンという俳優がいます。
彼の主演映画「リーサルウェポン」の中で、
同僚刑事・マークスが自分の家を売ろうとするシーンがある。
「この家は、以前車が突っ込んできた」
不動産業者にメル・ギブソンがばらします。
アメリカの不動産業者は、飼い主に売り家の修理・改修工事等についても
全て告知する義務があるのですね。
これが「住宅履歴書」なのです。
昨日「長期優良住宅」の講習を受けた時、この「住宅履歴書」が
日本でも作れられるであろうという話がでました。
中古住宅市場の確立と活性化が目的なのでしょう。
しかし、日本で住宅を大衆消費財と考えているのは国ですよ。
だから住宅には消費税をかけている。
不動産ではないのです。
その癖、不動産取得税もとる。
いい加減にしろと言いたいですね。
日本で中古住宅市場を確立しようと考えれば、
住む人がもっと家のメンテナンスをしなければいけませんよ。
そして、土地がもっと安くならなければいけない。
さらに言えば、日本人が年収・家族構成の変化と共に家を住み替えていく気安さを
もたなければいけないと思います。
でないと「家をつぶして更地にした方が、土地は高く売れますよ」
ということになってしまう。
国は住宅の消費税をとってもいいですが、
同じ住宅のメンテナンスにお金を使ったら、消費税から還付して
欲しいものですよ。
「住宅履歴書」からそんなことを考えました。