ただの相談役 気まぐれブログ
昨日、お祖母様のための増築の相談を受け、M様邸を訪問。
10数年前に建てられた時、奥様のイメージとかなり違ったものが
出来上がってしまったとお聞きした。
奥様のご注文にも無茶なところがある。
階段をスロープのようにして欲しかったとのこと。
家の外囲をぐるりとまわって2階に行くのならともかく、
室内では無理。
ただ、「はいはい」と返事をしておいて、普通の階段をつけたのでは
納得をしてはもらえません。
ここのご主人、動物好き。
ハムスターのために、棺桶ぐらいの大きさの集合住宅を
手作りされるような方だという。
飼っておられるカメも、ご主人にだけは馴れているという。
毎朝、じっくりと飼っている動物を見てまわられるそうだ。
その点は私も同じ。
餌をやりながら、飼っている動物を見ていると、異変がわかる。
生き物の場合、すぐに対処しないと殺してしまうことも多い。
私の場合、生き物をふやそうとするのは、子孫繁栄の環境作りに
成功しているという安心のため。
人間、なまじ言葉のやり取りをするから、相手の気持ちや状況を
思いやろうとしない。
「はいはい」と聞き流して、全く別のことをする。
どれ程、人の気持ちをふみにじっていることか…。
帰り際に挨拶をしたご主人。
やさしい目をしておられた。
生き物の気持ちがわかる人なのだろう。