ただの相談役 気まぐれブログ
迎え火
201008.14
こんにちは「住宅プランナー」のガマです。
昨日は、老いた両親と私たち夫婦4人だけの夕飯。
「おっ、ヒロとハヤはどうした」と父。
「ハヤは仕事、ヒロは飲み会」と奥さん。
「ヒロは毎日飲み会やなぁ。よう続くなぁ」と母。
「あの子は顔が広いからなぁ」と私。
溜息まじりに始まる夕食。
娘たちがいないと両親は切ながる。
食卓の話題はもっぱら年齢のこと。
あすこが痛い、ここが痛い。
そして結論。
「もう、わたしら、いつ死んでもええわ、なぁ、パパさん」
「そうや、いつ死んでもええ」
食後、庭で迎え火。
おりんをチンチンチンと打ち、
ほだに火をつけ、
祖父母の霊のお迎え。
火がしずまった頃、
「おじいちゃんとおばあちゃん、来やはったみやなぁ」と私。
「どこにや」と父。
「あんたの両肩に座ったはるやんか」
「えっ、えっ、えっ」
血相をかえて、両肩をはらう父。
まだまだ、生きる意欲満点とおみうけしましたよ。
執筆者:中井勝人