ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「住宅プランナー」のガマです。
京都では祇園祭の頃
京都を懐かしんでなのか
山梨の弟夫婦が
京都の『下鴨茶寮』に注文をして
『鱧の落とし』を送ってくれます。
魚処の岡山などでは
鱧など外道で
見向きもされませんが
京都では夏の風物詩です。
鱧の肉を丁寧に骨切りして
熱湯にサッと通し
氷水に浸けると
鱧の身がクルッと丸まって
白い花が咲いたように見えます。
これを梅肉か酢味噌で頂くのですが
両親もワタシも少し甘さのある酢味噌の方が好きです。
この18日(月)もこうして
優しい弟夫婦の贈り物を
両親と夫婦と小中井君で
美味しくいただきました。
食後
ワタシが電話をして
可愛い妹に礼を言って
母に代わり
「ハイ、ヨシト君やで」
と母に促されて
父に代わりますと
父は涙を流しながら話をしていました。
明くる日
母が父にチャチャを入れました。
「パパ、アンタ昨日泣きながら喋ってた相手
誰か覚えてるか?」
「泣いてはおらんけど
ヨシトと喋ったんは覚えてる」
「フーン、ヨシトの事やと
覚えてるんや」
「ソラ、ヨシトはマサトとは違うがな」
「アンタ、よぉそんな事ゆえるなぁ
マサトにこんだけ世話になっといて」
「そうゆう意味やないわな
マサトはいつもそばにいてくれるけど
ヨシトは遠くにおる
そやからたまに話をしたら
覚えてるゆう意味や
なんでも悪うとりな」
『鱧の落とし』のお陰で
京都時代の父に戻ったような気がした会話でした。