ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
「タバコを欲しい」と言えない父のことを書きましたが
言えないのは、父のプライドの所為だと思います。
『男子厨房に入るべからず』の世代ですので
『座ればお茶がサッと出てくる』のを当たり前だと考えている世代です。
父にすればタバコも、当然、『サッと出てくるべき物』なのでしょう。
先日、『春のお彼岸の法要』の為、お寺さんが我が家に来られたのですが
お寺さんの相手をするのは『当主である自分しかいない』と思っているらしく、
父は昼寝もしないで待っていました。
読経の途中では、居住まいを正そうとしてフラフラとしていましたが
読経が終わるとスックと立ち上がり
「廊下の電気を早よ点けんか!!」
と指図しながら、素早く歩いて、応接間までお寺さんを案内し
ソファーにドッカリと座り込んで、お相手をしていました。
「オシメしながら、あんな時だけ出しゃばって、ホン好かん」
とは、母の少々意地悪な言い草ですが、『君子豹変』です。
そんな父を傷つける出来事が今日ありました。
四国の母の妹(私の叔母)から来月に遊びに来ると手紙があったのですが
その宛名書きが
中井 勝 人 様
千鶴子 様
となっていました。
私は(叔母さんも歳で「勝」を「勝人」と書き間違いをした)と思いました。
母は(パパが痴呆と書いておいたから「勝人」宛てにした)と思ったようです。
父は(年寄りやから無視した)と思い込んだようで、手紙に見向きもしなかったらしい。
世の女性の皆さん、何歳であろうが『男のプライド』は扱いにくい物なのですよ。