ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
2日になってしまいましたが、慣例の墓参に行って来ました。
一作年の10月5日に京都から、倉敷市新田の中原三法堂の『オアシス霊園』に
祖父母の遺骨を移して以来、毎月月初めの墓参を欠かしたことはありません。
ここのお墓に眠っている祖父は、京都で大工の棟梁をしており
二級建築士で『大喜工務店(大工の喜三郎)』という会社も立ち上げておりました。
私と小中井君とが建築業という道に入っていったのは
この祖父の導きであったという気がしてなりません。
今日は、ポカポカとした陽気にさそわれて、父も墓参に参加しました。
いつもなら「よろしゅう言うといてんか」で済ましてしまい、帰ってきて
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが、『はよおいで』って言うてはりましたよ」と報告すると
「えへッへッ、まだ早いがな」と笑って誤魔化す父が、珍しく積極的になったものです。
私は、墓参の時には(家内安全・無事長久・子孫繁栄)を祖父にお願いするのですが
我が家だけではなく、手帳に書いてあるお客様のお名前も読み上げています。
しっかりした家を造ってきた祖父なら、皆さんの家を守ってくれると考えるからです。
お参りが終わり、椅子にすわってお墓を眺めている父とタバコを吸いながら話をしました。
「エエお墓を作ってもろうたんやなぁ」
「オヤジさんが作くらはったんですよ」
「そうか、ワタシが作ったんかいな」
「そうや、そやから作らはった本人が、はよ利用せんとあきませんがな」
「えへッへッへッへッ」
今日の父は、笑うだけで「まだ早いがな」とは言いませんでした。