ただの相談役 気まぐれブログ

O様邸上棟に思う
201205.07

こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

 

玉島のO様邸が今日7日(月)から『土台敷き』だと

小中井監督に聞いていたので

午前中には現場に顔を出そうと考えていた。

 

 

O様邸をたたくU棟梁にO大工とH大工が手ゴウに入るとも聞いていた。

 

 

それぞれ懐かしい人たちで、真面目で腕の良い大工たちだ。

 

 

現場に着くと、一番に目に入ってきたのは小中井監督だった。

 

 

ジーンズのつなぎにミツバチ小母サンのキャップをかぶり

大工連中に混ざり、一生懸命、木屑の掃き掃除をしていた。

 

『土台敷き』はあらかた終わっていた。

 

 

予め『ほぞ穴』や『仕口』はプレカット加工をしてあるので

大工の仕事は基礎に固定してある『アンカーボルト』に合わせて

『座ぐり錐』などで土台をくりあげ、

『座金』を敷いて『ナット』で固定してゆくのだから素早いものだ。

 

 

『土台敷き』が終わると大工たちは『土台』の上に『コンパネ』を張り

上棟に向けて『柱』と『梁』の『地組み』の準備に掛っていくはずだ。

 

 

木造建築の難しさはやはり現場施工の多さにあると考える。

 

その分、大工の腕とセンスと勘に頼る部分が多くなるからだ。

 

 

私が『棟上げの日』をある種の『お祭り日』だと考えているのは

プレカット加工が大きな要素になったとはいえ

木造の家には、まだまだ、携わる人の技術と叡智と気質が

完成度に重要な要素を持っているからだ。

 

 

その初っ端の日である上棟日にはお祭りのような高揚感がある。

 

O様邸の棟上げは5月11日(金)である。

 

 

今から胸の高まりを覚えている。

 

 

 

執筆者:中井勝人
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