ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
この間の夕飯時に91歳になる父が意味不明の忠告を不鮮明な口調で
あまりにもクドクド言い続けるものですから
「分かりました、分かりました。60過ぎた息子に、もう忠告は要りませんから」
と、言うと
「君は『忠告するくらいなら、金をくれ』っていうタイプの男やわなァ」
と、腹の中を読んだようなことを父に言われて、少しムッとしました。
本当に腹の中では思っていて、もう少しで言うところでしたので
大いにびっくりしたという方が正解かもしれません。
昨日の夕飯後、母が「これ食べてみぃ」と小袋に入ったアメのような物を2個くれました。
封を切って小さなハート型のアメ粒状の物を口に入れると
サッとハートは蕩けて無くなり、ワッと口中に甘味が広がり、生姜味が後口に残りました。
「『はあもにい』のお友達が今日くれてん、大阪のお菓子やてぇ」
「フ~ン、ものすごく甘いもんやなぁ、ちょっと袋見せてんか」
隣で父も「えらい甘いなぁ」と言っていましたので
私は父にも聞こえるように商品説明を声に出して読み始めました。
『口どけ黒糖 しょうが入り 直接食べても良いですし お湯に溶かして飲んでもよし』
と、読み終わろうとした時に、
「パパ、もう一つ食べるか、ア~ンして」
と言いながら、母が父の口に2個目を放り込みました。
そこで私は、一段と声を張り上げて
『しかし、続けて2個以上を食べると、場合によっては死亡することもありますから
くれぐれも食べ過ぎにご注意下さい』
その時の父の反応の素早かったこと、素早かったこと
慌てて食べた物を吐き出そうとしたのですが、
口に入った物はサッと溶けて影も形もありませんでした。
口を『へ』の字に曲げて、びっくりしたような父の表情が忘れられません。
この間の仇討ちが叶って、溜飲が下がりましたねぇ。