ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
『早熟の天才』という言葉がありますが
メダカ界においては早熟であることが一種の能力なのです。
ほぼ同時に誕生したメダカの子供たちなのに
餌をやりながら見ていると、日々大きさが違ってくる。
大きくなる個体はずんずん体格が良くなってゆき
ある日(小さなメダカの死骸が多いなぁ)と気づいた時には
体格の良い子がちっちゃい子を咥えて泳ぎ回っている。
まだ飲み込むほどの体格差が無いので
やがて諦めて咥えた子を吐き出すのだが、咥えられた子は確実に死んでいる。
また、体力差は敏捷性にも反影される。
体格の良い個体は泳ぐのも早く
水底近くで泳ぎ、餌を摂るとき以外は水面に姿を現さない。
だから外敵に捕獲される率が低い。
子どもシロメダカを集めたプラ舟の子どもの数が少なくなり
餌をやってしばらく眺めていると
親メダカの半分くらいの大きさになった奴が一匹いました。
小さな兄弟と比べると十倍ほど大きい。
どうもそ奴が兄弟たちを食べているらしい。
取り上げて、親のプラ舟に移してやろうと、網を持って追いかけたが捕まらない。
オスらしくスマートな体型で、
スイスイスイスイ右へ左へ、スイスイスイスイ上へ下へ
網が補足しきれない。
それで夜中に寝込みを襲って、懐中電灯の光に照らし出され
じっと微睡む(まどろむ)そ奴を捕まえて、親メダカのプラ舟に移しておきました。
朝、餌をやりに行くと、そ奴は親たちに追いかけられていましたが
そんなことにめげる事無くメスメダカに近付こうとしていました。
いずれ、近い将来メスを口説き落として、受精卵を産ませることでしょう。
まさしく『早熟の天才』でした。