スタッフブログ
こんばんは。
明日は、パワーヨガのおかげで筋肉痛だろう小中井です。
昨日、仕事を終えて
久しぶりに映画を観に行きました。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
上映中、
ものすごくないて、ありえないほど目が赤い
というぐらい、感動しました。
9.11で大好きな父親を亡くした男の子が
父親の遺品である鍵を見つけ、
鍵穴を探すお話。
突然、父を亡くした男の子の悲しみ。
愛する夫を失い、さらに悲しむ息子を見守る母の辛さ、
家族をおいて先に旅立たねばならなかった父の無念。
理由を求めることのできない喪失感。
それでも人は前を向いて生きていこうとする
強さが描かれていて、もうオイオイ泣いてしまいました。
映画を観ながら私が思い出していたのは
新美南吉さんの「でんでんむしのかなしみ」
あるでんでんむしが、自分のからに悲しみが
一杯つまっていることに気付き、
いろんなでんでんむしに、そのことを伝えるのですが
どのでんでんむしも、同じ様にからに悲しみがつまっていると答えるため
自分だけじゃないのだ、と嘆くのをやめる童話です。
悲しみの中でもがく男の子も
誰もがみんな悲しみを抱えて生きていることに気が付きます。
すごいなぁ。
私の人生、たいして悲しいこともなかったから
優しい人間になれていないのかもしれませんねぇ。