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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
201203.29

こんばんは。

明日は、パワーヨガのおかげで筋肉痛だろう小中井です。

 

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昨日、仕事を終えて
久しぶりに映画を観に行きました。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

上映中、
ものすごくないて、ありえないほど目が赤い
というぐらい、感動しました。

9.11で大好きな父親を亡くした男の子が
父親の遺品である鍵を見つけ、
鍵穴を探すお話。

 

突然、父を亡くした男の子の悲しみ。
愛する夫を失い、さらに悲しむ息子を見守る母の辛さ、
家族をおいて先に旅立たねばならなかった父の無念。

理由を求めることのできない喪失感。

それでも人は前を向いて生きていこうとする
強さが描かれていて、もうオイオイ泣いてしまいました。

映画を観ながら私が思い出していたのは
新美南吉さんの「でんでんむしのかなしみ」

あるでんでんむしが、自分のからに悲しみが
一杯つまっていることに気付き、
いろんなでんでんむしに、そのことを伝えるのですが
どのでんでんむしも、同じ様にからに悲しみがつまっていると答えるため
自分だけじゃないのだ、と嘆くのをやめる童話です。

 

悲しみの中でもがく男の子も
誰もがみんな悲しみを抱えて生きていることに気が付きます。

すごいなぁ。

私の人生、たいして悲しいこともなかったから
優しい人間になれていないのかもしれませんねぇ。

 

執筆者:片岡千尋
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