ただの相談役　気まぐれブログ

こんにちは「倉敷の工務店　ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

この間、ブログに『誰そ彼（たそがれ）』の事を書いてから

『彼は誰（かわたれ）』と言う言葉も

よく頭に浮かぶようになりました。

どちらの言葉も

『人が誰だか判りにくい程の暗さ』

という意味では一緒なのですが

『たそがれ』は夕方で『かわたれ』は朝方

という違いがあったように記憶しています。

その為なのか、朝のアズキとの散歩の時に

北原白秋のこの詩を口ずさむようになりました。

あかしやの　金と赤とが　　　ちるぞえな

かはたれの　秋の光に　　　　ちるぞえな

片恋の　　　薄着のねるの　　わがうれひ

曳舟の　　　水のほとりを　　ゆくころを

やはらかな　君が吐息の　　　ちるぞえな

あかしやの　金と赤とが　　　ちるぞえな

中学生時代に口ずさんで覚えた詩は

この歳になってフトした時に思い浮かべても

意外にスラスラと口の端にのぼって来るものです。

白秋や藤村や犀星は

七五調や五七調が多いので

リズムのように覚えているのでしょうね。

私　これでも　結構　多感な少年だったのですよ。