ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
どうも
ぼんやりしていると
脈絡なく京都のことが思い出される。
幼稚園・小学校・中学校と
一緒だったS田というのがいる。
立命館の付属高校から大学へ行って
親の家業の散髪屋を継いだ。
私が京都人という言葉で
思いつくのはS田だ。
幼稚園児の頃
遊びに来たS田が帰る際
「おやかまっさんでした」
と、いつも挨拶をしていて
今も耳に残っている。
家業のために
世話をしていたのがお祖母さんで
幼い頃のS田は
やさしい京言葉を使っていた。
「おやかまっさんでした」は
「お喧しくしました」だと分かったのは
小学校高学年になってからだが
当時でも
あまり使われていない言い回しの
京言葉だった。
「せんど遊びに来さしてもろておおきに」
幼稚園児が幼稚園児に
このような言い方をするのだから
言われた幼稚園児(私)は
面食らってばかりいた。
それでも
「千度(せんど)~」という言い回しには
違和感がなかった。
「たびたび」という言い方で
よく使われていた。
S田は今も同じ所で
散髪屋をしているのだろうか。
「おこしやす」と言って
常連客を
柔らかなもの腰で迎えながら・・・。
京都の言葉に
「屏風と商いは広げたら倒れやすい」
というのがある。
私の会社経営の指針である。
私も根本は
京都人なのかもしれない。