ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
「祈ることが継続の力の源泉」と書きましたが
それで思い出したことがあります。
京都市の北東に比叡山延暦寺があります。
このお寺は伝教大師最澄が開祖で
京都の鬼門の方向にあり
京都を守って頂いているお寺でもあります。
このお寺には『千日回峰行』という荒行があり
織田信長にお寺が焼かれた後
『千日回峰行』を成し遂げ
『大阿闍梨』になれたお坊さんは
50人しかいないと聞いています。
この修行をするには
『山修山学12年籠山行』といって
12年間山に籠って修行をし
それが終わってから
7年間のうちの千日で
4万キロ以上の山歩きの修行
これが『千日回峰行』です。
その間には9日間の『堂入り』で
不眠・不臥・断食・断水をするという
人間の限界を超えた修行を
積まなくてはならないのです。
『千日回峰行』の時には
お坊さんは死出紐と宝剣を持っていて
途中で止める時には
首をくくるか腹を切るか
いずれにしても
死ななければ止められないそうです。
『千日回峰行』を達成するのも大変で
やり遂げたお坊さんは
『大阿闍梨』となられるのですが
『千日回峰行』を2回達成した人となると
信長の焼き討ち以来
今までに3人しか居られず
その中のお一人が
酒井雄哉(ゆうさい)大阿闍梨です。
『大阿闍梨』を行動に駆り立てたものは
何なんでしょうね。
伝教大師最澄のお言葉に
「最下鈍(さいげどん)の者も
十二年を経れば
必ず一験を得る」
というのがあり
それが『十二年籠山修』になった
と読んだ事がありますが
修行にはどこかに
「祈る心」があると思うのです。
フト、そんなことを考えてみました。