ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
「ただいま」と、昼食に帰宅すると
「お父さん、お父さん」と
奥さんが玄関まで出迎えてくれ
「はいこれ」と
大きな紙包みを手渡してきました。
居間で包を開くと
フワフワと温かそうな上下揃いの色の服。
私が訝しげに見ていると
「お父さん痩せたからLでいいと思って・・・
フードもついているから耳も冷たくないし・・・」
それでやっと分かりました。
犬たちとの散歩用の服なのです。
「どうしたんや、こんなもん?」
わかって尋ねてみました。
「段々寒くなって来ているのに
散歩に行ってくれていることへの
感謝の気持ち」
流石に30年以上連れ添ってきた古女房
上手い言い方をします。
「これを着て散歩に行ってよ」と、言われたら
その瞬間から翌日の散歩にはいきません。
強制されるのは嫌いです。
いつまでも今の薄いビニールの雨合羽のような服でも
いつかは止めていたでしょう。
思いやりのないのは嫌いです。
名前も知らない祠へ手を合わせに行く
犬のいない散歩になっていたでしょう。
私には偏屈で天邪鬼のところがあります。
「お父さんのおかげで朝もゆっくり寝られて
楽させてもらっているから、アリガトウね」
私の性格を完全に読みきった
奥さんの見事な先制攻撃でした。
戦艦マサト、轟沈。
明日朝の新しい服を着ての散歩を
今から楽しみにしているのですから
(我ながら世話はない)と自嘲しています。