ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
『KY』などと云う流行語は好きではない。
使うと自分が軽薄に染まりそうである。
「その場の雰囲気(空気)が読めない」で良いと思う。
ただし、人によっては「KY」と舌打ちしたくなる人もいる。
Kという営業がいた。
飛び込みで見つけたお客さんに
売れ残った建売住宅を勧めたが
ローンを受けてくれる銀行がなかった。
私がJAに持込んでなんとかローンがついた。
「中井さん困ったときにはJAローンにしたらええ」
その帰り道に私にアドバイスするような営業だった。
Kは住宅地図を塗りつぶしていく営業をさせられていた。
戸別訪問で自分でお客さんを見つける営業だった。
そして、会社に「もうKを寄越さないでくれ」という電話がよく入った。
熱心なのだがお客さんの気持ちや事情を斟酌せずに訪問するからだった。
営業とお客さんの関係はセクハラとよく似ている。
営業本人は熱心に訪問しているから
「熱意」がわかってもらえると考えている。
「熱意」がわかってもらえるのは
お客さんに「好意」があるときだけだ。
「好意」以外の気持ちの時は
「熱心」は「しつこい」となり「くどい」となり
「嫌悪感」を抱かせ「恐怖感」にまで高まることもある。
営業はお客さんの感情を汲み取る感性がなければいけない。
何度も何度も電話でアポ取りをして
「考えておきますよ。
決まったら電話しますから・・・」
これは婉曲な拒絶である。
こんな電話を受けて
「近くに来たものですから
ご挨拶に伺いました」
すぐに訪問したら
お客さんから嫌悪感だけでなく
侮蔑感までも頂くだけだ。
決して成約にはなりはしない。
こういう営業には
流行語が嫌いでも
「このKYが!!!」と
ついつい言いたくなるのが
お客さんの心理なのである。