ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
Nさん邸の上棟が無事終わりました。
寒かったからと奥さんが
夕食に鍋料理を準備してくれていて
千夫婦も誘いましたら
食べて帰るということでした。
「ビール飲みます?」と千が聞くやいなや
「もちろん飲む!」と珍しく即答した大悟。
晴れ晴れとした顔に
「どうしたんや、そんなに飲みたかったんか?」
「そらそうでしょ!やっと緊張から解放されたんですから!」
「ホ~今日一日そんなに緊張しっとったんか?」
「そらそうですよ!今日が監督初仕事ですから
ほかの大工連中に舐められたらイカンですからねぇ
長いこと大工していて、あの程度か思われたら
今後のこともありますから、ずっと緊張してましたよ」
怖い顔で口元を神経質にヒクヒクさせていて
仕事が嫌なのかと思わせるような態度の訳が
その時初めてわかりました。
「そらご苦労やったなァ!!!」
私がそういった時のムコの顔
破顔一笑で良い顔をしていました。
私は小学一年生の学芸会で
劇の主役を演じた時と
小学六年生の運動会で
閉会の言葉を述べる時に
その前にその場を
逃げたくなった思い出がありますが
それ以来緊張というものを
余りしないで人生を送ってきましたから
(可愛いムコだな)と感じましたよ。
仕事を舐めて大着に構えてもらうより
失敗を恐れて神経質になってもらうほうが
余程良い結果を生み出す事でしょう。
職人としての『ムコのプライドや、良し!』ですね。
笑顔も魅力的でしたしね。