ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「施主さんと思い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
住む人が健康になる「本物の家」の建て方 嘉村正彦 小学館101新書
第一章―日本の家づくりの現状(よりからの抜粋)
工事にかける費用は総額の約半分
ハウスメーカーに家づくりを依頼した場合、支払った総額のうち、建築にかかる金額は何パーセントぐらいだと思いますか?
メーカーによっても異なりますが、工事費と材料費の合計は、一般に総額の50%程度に設定されています。つまり、総額2000万円で依頼した場合、建築に使われる費用は、1000万円程度だということです。
残りの1000万円は、何に使われるのでしょうか?
多くのハウスメーカーは、施主と契約を結ぶと、建築工事を下請けの工務店に一括発注します。その工務店が、大工や左官、電気工事業者、給排水工事業者などを手配し、工事を管理します。それにかかる経費やマージンは総額の10%が相場です。つまり、40%がハウスメーカーの粗利益ということになります。
支払総額が2000万円の場合、材料費と工事費が総額の50%、下請け工務店のマージンが10%、ハウスメーカーの粗利益が40%とすると、内訳は次のようになります。
●支払総額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2000万円
○材料費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・600万円
○工事費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400万円
○下請け工務店の経費とマージン・・・・・・200万円
○ハウスメーカー粗利益・・・・・・・・・・・・・・800万円
これはあくまでも一例ですが、ハウスメーカーに家づくりを依頼した場合、建築工事を行う下請け工務店のマージンに加えて、ハウスメーカーの粗利益が大きなウエイトを占めています。
では、ハウスメーカーの粗利益は、なににつかわれているのでしょう?ハウスメーカーでは、多くの営業を抱えているため、その人件費が必要です。また、新商品を開発するたびにパンフレットを作成したり、テレビCMなど広告宣伝にも多額の費用を要します。 このほか、モデルハウスの建築・維持費や新たな商品の開発費などにもかなりの予算が必要です。そのため、粗利益を40%に設定していても赤字決算になるハウスメーカーが多いのです。
一方、建設と施工管理を一括で行い、各工程ごとに職人に発注する会社であれば、ハウスメーカーのようなマージンは発生しません。また、そのような会社は、おおむねパンフレットやモデルハウスなどの販促費も最小限にとどめており、それだけ見積り額が安くなるか、仕上がりのグレードが高くなります。粗利益率はおよそ25~30%に設定している会社が多いと思います。ハウスメーカーに依頼するメリットも、もちろんあります。わたしはその最大のメリットは、倒産のリスクが比較的少ないことぐらいだろうと思っています。
ユーリン・ホームの
仕上がりのグレードは
確かに高いものになっており
お客さんの満足度も
グレードに正比例して
高いものになっています。