ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
昨日の夕食時の事
「私が小さい頃なぁ。
近所の肉屋さんが
毎朝ニワトリを潰さはってなぁ。
私はそれが可哀想で可愛想で
お父さんに『助けてやって』と
頼んだもんやわ。
昔は残酷なことをしたもんやなぁ」と
母の話題がニワトリのこととなり
我が家でも50年以上も昔
京都に住んでいた頃
チャボを飼っていて
そのチャボに卵を抱かせ
孵化した鶏が大きくなった時に
家族で潰して料理し
食べた思い出を口にしました。
「そんなんしたことないわ
それにチャボなんか
飼ってたことない」と母。
「何言うてるん。
高知から京都に越してきた時
もって帰ってきたがな」と私。
「ヤギも置いといたのに
チャボなんか持って帰らんわ」
「ヤギやからおいてきたんやろ
話が分からんわ。
それにチャボに抱かして孵ったニワトリが
ブリマスロック・ロードアイランドレッド
白色レグホン・名古屋コーチンやったこと
何でそんなにスラスラと
ニワトリの名前が出てくるんや。
子供の頃に見て
覚えたからでしょうが・・・。
ブリマスロックなんか
黒い羽の中に
白の点々が付いてて
ごっつーて
今でも頭に浮かべることができるわ」
「そんなん飼うてません」
「飼うてたんや
大きなって 朝
鳴くようになってきて
近所迷惑やし
オヤジさんが首を絞めて
首切って吊るして血抜きして
熱湯につけてから
羽根をむしってさばいたんや。
なぁーオヤジさん」
「そやなぁーそんなこともしたなぁ」
「オヤジさんもしたって言うてはるがな」
「なんでこんなボケ老人が覚えてるん
そんなことをした覚えは一切ありません」
「アンタ 結構嬉しそうな顔して
トリをさばいたはったで・・・」と私。
「私はそんな怖いことできるような
怖い人間やありません」と母。
以前だったら
この当たりから
会話がエキサイトしてくるのですが
前期高齢者と後期高齢者になってからは
この当たりで鉾を収めるようになりました。
しかし
自分が怖い人間ではないと
信じ込んでいる母が怖かった。
食事のあと山梨の弟に電話で聞きますと
「おフクロさんもキャッキャ言いながら
羽根むしってたよ、なぁ」
私が覚えていないことまで教えてくれました。
奥さんに言わせると
「昔はどこでもそうだったじゃん
私もニワトリくらい潰したもん」
だ そうです。
おお怖(こわ)。