ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
以前、ある棟梁が平面図を見て
「WC」と書き込んでいる箇所を指差して
「『便所』」と記入してもらうほうが有り難いんだけど・・・」
と言ってきたことがあります。
「WC」だと「ウォーク・イン・クローゼット(WIC)」
と 紛らわしいのだといいます。
この棟梁が「WC」が何の略字か分かっていて
言ったのかどうかまでは知りませんが
紛らわしくても仕方がありません。
「WC」は「ウォーター・クローゼット」の略字なのです。
昔「クローゼット」は貴族の邸宅においては
服を脱いだり着たりするだけではなくて
「オマル」で用を足す場所でもあったのです。
「オマル」で用を足すときにも
服を脱がなければいけないほど
その頃の人は何重も着込んでいたわけです。
服を脱ぐ手伝いをする御付の者もいたし
今時の「WIC」などは及びもつかないほど
広い独立した一部屋だったわけです。
技術革新が室内に「水洗便所」をもたらし
「クローゼット」から「便所」の要素を取り除き
着替えのための衣装を入れておく機能だけが
「クローゼット」に残りました。
しかし「クローゼット」という言葉も残っていて
「水道設備のあるクローゼット」が
「ウオーター・クローゼット」で「WC」となって
日本では「水洗便所」を指し示す文字となった訳です。
棟梁が懸念したように「WC」は
「クローゼット」で間違いないのです。
便所が室内に取り込まれたのは
意外なほど最近のことで
日本でも1945年(戦後)以前は
戸外か家の北隅に設けられていました。
「赤毛のアン」の家にも
「便所」はありません。
「オマル」を使っていたのでしょうね。
今日の動植物は
吊り鉢仕立ての「ホヤ」です。
和名は「サクララン」
肉厚の葉に
桜色の斑(ふ)が入り
耐寒性も強く
育てやすい植物です。
右下に
開花を待つ花芽がついています。
朝 展示場に来ましたら
プラ舟のメダカ池の
ウオーター・ポピーが咲いていました。
ヒメスイレンは次々に花を咲かせていますが
ウオーター・ポピーの花は今年初めてです。
花はあどけない感じがします。
岡山の冬は暖かいのですね。
プラ舟で冬越ししてくれました。
あまりはびこってくれても
困るんですがねぇ・・・・・