ただの相談役 気まぐれブログ

家道
201307.07

こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

「社長は欲がありませんねぇ」
住宅コンサルタント会社の営業社員に
少し小馬鹿にされたことがあります。

千と二人で会社を運営している頃で
『年間6棟だけの家造り』を目標にしており
それ以上の棟数を望んでいないと
答えた時のことでした。

千が大工の大悟と結婚した今でも
基本的には考え方に違いはありません。

住宅会社だからといって
着工棟数の多寡を誇ったり
卑下したりする必要があるとは
考えていないのです。

ましてや営業社員を雇ってまで
着工等数を伸ばしたいなど
サラサラ思っていません。

一人の営業社員を採用すると
固定給+歩合給での給料だと
年間3棟の契約が営業社員に
経費としてかかっていきます。
3棟余分に着工して
会社の仕事量は増えても
利益は増えていないこととなります。

私は社長とはいいましても
間取りプランと資金計画とローンを担当しています。
契約をいただいてきた大着な営業社員に
お尻を叩かれてまで仕事をしたくありません。

人件費を安く抑えるために
フルコミッションの営業社員を採用すると
会社のモラルが低下してしまいます。
新築請負契約=営業報酬となってしまうと
家は売り物でただの商品になってしまいます。

私は家を品物として捉えたことはありません。

小馬鹿にした住宅コンサルタント会社の社員は
「御社の差別化を図ろうとは考えませんか?」
とも尋ねてきました。

上棟の時の旗とか法被(はっぴ)。
お引渡し時のテープカットの道具一式やキー。
その他、見学会の時のツールやアイテム。

「お金を出して買えば揃うような
差別化は考えていないよ」
「それではどのような差別化を
考えておられるのですか?」
「目に見えない差別化。
家造りに携わる心ばえとか
家造り取り組む気構えとかかな」
「そんなことが
お客さんに分かり
差別化になると
考えているのですか?」
「分からんけりゃ
うちの会社の熱意が
足らなかったということじゃろうね」
こう答えた時はあからさまに鼻先で笑われました。

今、十数棟の家をお造りさせて頂き
私が考えて千が実践してくれた
家造りへの考え方が間違っていなかったと
確信しています。

どの施主さんもユーリン・ホームと一緒に造った家に
たくさんの思い出を詰め込んでお住みになっておられる。
そしていつも優しくユーリン・ホームを迎えてくださる。

お茶を飲むことに精神性を持たせ「茶道」ができたように
お花をいけることに精神性をもたせ「華道」ができたように
家を造ることに精神性を持たせ「家道」ができると
私は考えています。

「家道」を突き詰めた先に
お客さんの満足度100%の家が
出来上がるのです。

それがユーリン・ホームの目標です。

執筆者:中井勝人
アーカイブarchive

お問い合わせ

土地探し相談も受付中!

電話でお問い合わせ

086-429-1255

受付時間 9:00~18:00

WEBでお問い合わせ

シダのある暮らし
来場予約 資料請求・お問い合わせ
来場予約
資料請求・お問い合わせ