ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「発泡ウレタン注入断熱だけにはこだわる
自由設計の家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
加齢による「物忘れ」は
体験の一部を忘れますが
日常生活に支障はありません。
「認知症」は全体を忘れてしまい
日常生活が立ちいかなくなります。
我が家の場合には
91歳になる父は軽い「認知症」で
86歳の母と63歳の私は「物忘れ」です。
一昨日の夕食時に
「明日は惣菜屋に行って
昼はちらし寿司にして
夜は弁当にしましょうや」と
私が提案しました。
「ほんならそうしょうか・・・
ワタシがおごるわ」と母。
そして昨日。
母と奥さんと千と一緒に
惣菜屋まで車を走らせました。
「なんやのこれ
ワタシ、朝からパンも食べてへんし・・・
パンもないんやし・・・」
と惣菜屋に着くなり母が言いました。
「パンてなんやな・・・
昨日、惣菜屋に行くって言うたがな。
パンがいるんやったら
途中にスーパーがいくらでもあったんやから
言やよかろうが・・・」
と私はむっとして言い返しました。
母はぶすっとして
千と惣菜を買いに行きました。
それでもパンがいるのならと
「和ちゃんとヒロを家におろしたら
スーパー行こか?」
と私が言いますと
「意地でも歩いて行くから
行ってもらわんで結構です。」と母。
午前中、ちょうど実家に顔を出した次女が
母をスーパーに連れて行ってくれました。
展示場にやってきた次女の言うことには
「おばあちゃん、昨日の晩御飯の時
『もうパンがないから
明日スーパーに連れて行って欲しい』って
言ったと言ってたよ」
(何を言うとんや
今日の惣菜のことは
オレの提案やのに・・・
スーパーの話なんか
出しとりゃせんわ・・・)
と思ったのですが
一昨日の夕食時には
千も奥さんもおらず
「物忘れ」の母と私に
「認知症」の父しかいませんでした。
「お父さん、お酒飲んで忘れたんじゃろ」
と次女に言われると
(そういうことも有り得るわなぁ)と
確たる自信があるわけでは無し
曖昧に笑うしかありませんでした。
昨日の夕食時
「聞いとって
忘れてたみたいやなぁ。
スンマセンでした」
私からあやまりましたが
今回のことで「物忘れ」にも
種類があることを知りました。
自分に自信の持てる「物忘れ」と
自分に自身の持てない「物忘れ」。
若い頃から自分に自信を持って生きてきた人は
「物忘れ」をしても「自信を持った物忘れ」なのです。
「少年よ 自信を抱け!!!」ですよ。