ただの相談役 気まぐれブログ

夢のあと
201310.28

こんにちは
「発泡ウレタン注入断熱だけにはこだわる
自由設計の家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

昨日ブログで「立原道造」と
書いたからなのか
『夢みたものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛』
このフレーズが夢の中で
頭に幾度か浮かんできました。

中学生の頃には
この人の優しみのある詩が好きで
詩集をよく手にしたものです。

特に好んで口ずさんだ詩は
『夢のあと』でした。

     《おまえの 心は
      わからなくなつた
     《私の こころは
      わからなくなつた

     かけた月が 空のなかばに
     かかつてゐる 梢のあひだにー
     いつか 風が やんでゐる
     蚊の鳴く声が かすかにきこえる

     それは そのまま 過ぎるだろう!
     私らのまわりの この しずかな夜

     きつといつかは (あれはむかしのことだつた)と
     私らの こころが おもひかえすだけならば!・・・

     《おまえの心は わからなくなつた
     《私のこころは わからなくなつた

この歳になると
人の心を知ろうとする方が
よほど無理だと分かってきます。

(心などはわからなくて当然)
と、切り捨てることによって
安心しようとするのでしょうね。

大人の小ずるい世間知が
身に付いてしまうと
『若きウェルテルの悩み』など
金輪際理解しなくなりますよ。

嫌ですねェ~心の潤いを無くすってことは・・・。

執筆者:中井勝人
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