ただの相談役 気まぐれブログ

有隣
201403.25

こんにちわ
「発泡ウレタン注入断熱だけにはこだわる
自由設計の家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

ユーリン・ホームの名前の由来は
「徳は孤ならず 必ず隣り有り(徳不孤 必有隣)」の
「有隣」から取り「ユーリン」としました。

徳行のある人は、その感化がまわりに及び、
または慕うものもできて、必ず一人ぼっちでいることはない。

「故事ことわざ事典(新文学書房)」には
そのように書かれています。

倉敷の美観地区にある大原家の別邸
「有隣荘」もその由来は同じだと思います。

話は変わりますが
江戸時代の長屋には
個々の家に便所などは
付いていなくて
惣後架(そうこうか=共同便所)しか
ありませんでした。

便所をその頃は雪隠(せっちん)と
言っていました。

下手な大工を「雪隠大工」
逃げられないことを「雪隠詰め」
などと今でも俗語として残っています。

さてここからです。

この雪隠が
江戸時代には
最も安直な出会いの場所に
なっていました。

もちろん
この「出会い」は

     逢ひ見ての 後の心に くらぶれば
        昔はものを 思はざりけり

と一緒で
その頃の「逢う・会う」は
意味の深いものがあります。

戸の外側には人目もありますし
板1枚で仕切られた隣りの雪隠には
人が入っていることもあります。

そこで 出来た破礼句です。

     雪隠の 出会い必ず 隣り有り

「必ず隣りに人がいるから用心しなさい」
ということで「徳不孤」の文句から取っています。

同じ「有隣」でもこれは嫌ですねェ。

もしかして
大原家別邸の「有隣荘」は
「雪隠の~」から取った「有隣」
かもしれませんよ。

執筆者:中井勝人
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