ただの相談役 気まぐれブログ

揚雲雀(あげひばり)
201405.19

こんにちわ
「発泡ウレタン注入断熱だけには拘る
アナタに愛相応しい自由設計の家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

4:33 事務所の窓を開け放ちました。

窓外の「揚雲雀(あげひばり)」の
さえずる声が室内に小さく響いてきます。

外は「彼誰時(かわたれどき)」です。

水面に落とした墨の一滴が
薄く薄く広がっていくように
闇が溶けていっています。

「彼誰)かわたれ)」と「黄昏(誰彼・たそがれ)」の違い。

「彼は誰?」と尋ねる明け方の時間帯と
「誰が彼?」と聞く夕方の時間帯

昔は「彼誰」も「黄昏」も厳密に分けていなかったようです。

北原白秋など時々の詩的な言い回しで
「薄暮」として使っていたように思います。 

       あかしやの金と赤とがちるぞえな。
       かわたれの秋の光にちるぞえな。
       片恋の薄着のねるのわがうれひ
       曳舟の水のほとりをゆくころを
       やわらかな君が吐息のちるぞえな。

「薄着のねる」は「フランネル地の薄での夜着」だと思います。

だから この「たそがれ」はゆうがたの「薄暮」でしょうね。

夕方の「夜着」はみずみずしいですが
朝方の「夜着」に感じるのは倦怠です。

「片恋の薄着のねるのわがうれひ」ですからね。

外はすっかり明るくなりました。

揚雲雀のさえずりはまだ聞こえます。

          天空の ほくろとなりし 揚雲雀

そのような句を何かで読んだことがあります。

「ほくろ」を探しながら実家に帰り
「燃えるゴミ」をゴミステーションまで
持っていきます。

 

 

執筆者:中井勝人
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