ただの相談役 気まぐれブログ
せかずあわてずコツコツと
絶滅危惧種の家造り。
ユーリン・ホームのガマはガマでも
ワガママのガマです。
この度の「傾いたマンション」のことで
知識人とか評論家は相変わらず
分ったような事を言っています。
●ゼネコンの管理者が現場での不備や不正を見抜く力が衰えてきている。
●現実には適正な建築費と工期という前提条件が満たされず施工不良は絶えない。
●現場審査は書類上の形だけのことが多いので行政による検査や
建築士による管理を厳格にする。
などなど・・・・・・。
私は戸建ての建築業者ですから詳しくは知りませんが
個人の家を建てるだけでも行政は結構うるさいものです。
マンションを建てるとなると建築確認のために
どれほどの労力と時間と費用が掛かることでしょうね。
この度の地盤改良(杭打ち)の不備は
①故意②過失③無知の内の
どれなんでしょうね。
私の想像では「『早よせ・・・早よせ・・・』って元請けがうるさいから
こんなもんでエエやろ・・・」とやってしまったのではないでしょうか。
①の「故意」ではないかと思うのです。
いくら上場された建築不動産会社でもマンションを建てるのに
現金払いで建てるほどのお金を持ってはいません。
当然 銀行から建築費を借り入れます。
となると 日々金利が発生します。
工期が非常に重要になってきます。
下請けは後期に追われて仕事をします。
「引渡しが遅れたら契約にのっとって違約金をもらうぞ」ぐらいは言われるかもしれません。
私は今回が初めてのケースではないと思います。
ただ今回は マンションとマンションが近いので
手摺りで高低差が判別できたから幸いでした。
一個だけ建っているマンションなら
上部で手摺りが2センチ沈んでいることなど
分るわけがありませんよ。
知識人評論家の意見とは違い
●ゼネコンの管理者には昔から不備や不正を見抜く力はなかったし
●受けたが値段の建築業界に適正な建築費と工期などもありませんし
●これ以上検査や管理を厳格にして余分な費用をかけて建築費を高騰させてはいけません。
結局 今回のように
「傾いたマンション」が見つかったら
元請け会社は最終的に建替えるか
それに値する費用の負担を
強いられるのです。
私は建築には行政などの介在はできるだけ少なくして
問題が発生した時に製造者の責任を問う法律を
重くしていく方が良いと考えています。
ユーリン・ホームの建てさせて頂いた家が
今回のようなことに巻き込まれたら
ユーリン・ホームが費用負担をして
即 建替えでしょうね。
勿論 地盤改良業者との折衝はありますが
それは家を建てられたお客さんには無関係です。
「大きなハウスメーカーが恐竜なら、ユーリン・ホームは絶滅危惧種」
昔 言われたことを思い出しました。
会社の名前や規模が
事故や事件を防ぐのに
何の役にも立たないことと
名前や規模に正比例して
被害が大きくなることが
「傾いたマンション」で
今回 よく分かりました。
急かず慌てずコツコツと
責任を負える範囲で
無借金経営の絶滅危惧種は
家造りに励んでいきたい
と考えています。
キャッチコピーも変えてみました。
どうでしょうかね???!!!