ただの相談役 気まぐれブログ

日本人の矜持
201511.16

35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマです。

『太平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず』

ぺリ-が蒸気船で浦賀に来たのは
1853年(いやーござったペリーさん)です。

アメリカは当時 対中貿易に力を入れていて
太平洋を渡る貿易船や捕鯨船の
寄港地を探していました。

大統領の親書を持って来ていたと言っても
日本(江戸幕府)は今でいう艦砲外交で 
無理やり開国させられたわけです。

そして
1858年に締結させられたのが
日米修好通商条約です。

アメリカの領事裁判権(治外法権)を認め
日本の関税自主権のない不平等条約でした。

日米修好通商条約を締結したために江戸幕府は瓦解し
日本は明治という時代を迎え中央集権国家となり
人口5000万人足らずの小国が
弱肉強食の国際社会で生き残るために
日清(1894~95)日露(1904~05)を戦い
約13万人もの国民を失いました。

しかし
1858(安政5)年に締結した条約の
関税自主権を回復したのは
1911(明治44)年で53年後のことでした。

徳川幕府という前政権が結んだ不平等条約を
明治政府は忠実に履行しながら実力を蓄えて
まっとうな方法で平等にもって行ったのです。

私は日本の歴史の中で
日本の持つこうした面
正直で律儀で忍耐強い面が
大好きです。

日本人である限り
日本の歴史を見習って
約束を守り
後ろ指を指されない生き方を
していきたいものです。

それが
日本という可憐な国に生まれた
日本人としての矜持です。

執筆者:中井勝人
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