ただの相談役 気まぐれブログ
35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマ。
ちょうど読む物が無いと思っていたら本が来ました。
『人間・始皇帝(鶴間和幸 著・岩波新書)』
【帯】
地下から姿を現した謎の真相とは?
始皇帝が暴君であったのか、
それとも有能な君主であったのか、
議論は今に至るまで絶えるこがない。
・・・新たに発見された同時代史料は、
これまで一般に語られてきた国家弾圧の暴君像とは
異なった皇帝像を語ってくれる。
同時に統一事業を強健で実現していった皇帝よりも、
征服しながらも東方の地域の文化を
畏怖しつづけた人間・始皇帝が浮かび上がってくる。
(「プロローグ」より)
岩波新書は本当に久しぶりに買いました。
『嫉妬をとめられない人(片岡珠美 著・小学館新書)』
【帯】
できる人 ほど 意地悪 される
上司 も 先輩 も 敵 になる
あなたは嫉妬して、害をなす人から
どうやって身を守ればよいのか。
①嫉妬はなぜ生まれ、どのように激化するのか
②「嫉妬しやすい人」とは
③嫉妬とさまざまな事件
④他人の嫉妬からどう身を守るか
⑤自分が嫉妬する側になったら
⑥嫉妬を前向きな力に変える
はじめに
中央公論社で文学全集『日本の文学』を出版する際、
選考委員の一人だった三島由紀夫は、松本清張の一巻を
立てることに猛烈に反対したという。
それにしても、なぜ三島由紀夫は松本清張を拒絶したのだろうか。
三島は自分の小説がモデルに肉薄していないことに不安があり、
現実の事件を自分の手元に引き寄せる松本清張に
激しい嫉妬を感じていたのではないか。
その嫉妬から、選考委員の立場を利用して
足を引っ張ろうとしたのではないかと(橋本治は)いう。
こういった人間臭いエピソードは大好きです。
『嫉妬は「我々が所有している幸福、
もしくは所有しているように思い込んでいる幸福を
守ろうとする」ために生じるもの』
ラ・ロシュフコー『箴言集』