ただの相談役 気まぐれブログ
35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマ。
昨日M原氏の『雨のち晴れ』という自分史を読ませて頂きました。
M原氏の文章はいつも洒脱で
幾分か斜(はす)に物事を見ながらも
誰に対しても豊かな温かみが感じられて
私では書けない飄々とした可笑し味を持っておられます。
そのM原氏が47歳で
高校卒業以来お勤めだった
会社をおやめになり
『ところが、その希望を持って入った会社ではあるが、
長く続かなかった。夢が破れたということである。
一度ならず、このような事が三度も続いた。
五十歳前の一番お金のいる時期というのに、
収入が減って辛かった。』
サラリと書いておられるがどれ程辛かったことか・・・。
その後
岡山ポリテクセンターに入学し先生からすすめられ
「合格率10%ですが、四科目の内で科目合格があり、
三年間で全部受かればいいんですから・・・」という
『電気主任技術者』の試験に
挑戦されて合格されたといいます。
『ポリテクを卒業した後、幸いなことに就職できたが、
電験の勉強は休日にやるしかなかった。
一人、部屋にこもり公式の暗記と、問題集に没頭していた。
ねじり鉢巻き。高校以来の猛勉強だったが、「覚えては忘れ、
また覚えては忘れ」の連続だった。あまりにも範囲が広く、
何度も挫折しそうになった。』
こうした努力のできるところがM原氏の素晴らしい点です。
M原氏はイノシシ生まれでトラ年の私の3歳上ですが
今では電気管理を任されている所が35ヶ所ほどあり
急かず慌てずに仕事をされているとの事でした。
そのM原氏がおっしゃった言葉が
私が常々思っている事と同じでした。
「日々感謝の気持ちで働いています」