ただの相談役 気まぐれブログ
ユーリン・ホームの建てる家は
断熱材を発泡ウレタン注入にして
長期優良住宅を当り前の標準にしています。
久しぶりに本を紹介します。
『内部告発の時代(深町隆・山口義正 著・平凡社新書)』
自らが属する組織が不正に手を染めているの
を知った時、あなたならどうするか。オリンパス
事件の第一報通報者と、それをスクープした記
者が現代における〈内部告発〉の意味を問う。
【帯】
個人は組織を
正せるか。
東芝、オリンパス、
トナミ運輸、
金沢大学附属病院・・・
オリンパスの不正会計を告発した現役社員と、
それを受けてスクープ記事を放ったジャーナリストが
現代における〈内部告発〉の意味を問う。
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内部告発が過度に噴出する社会はどこか歪んでいるのであろう。
日本で内部告発が増えてきているのは、社会全体に潤滑油が
不足してギスギスしていることの写し絵なのだ。
それが頻出する企業は事業の停滞を招き、社会問題にならないとも
限らない。そうした点から眺めると、内部告発の必要性を主張し、
その方法さえ説く本書は「社会に望ましくない影響を与える悪書」
にならざるを得ない。
それでも荒治療でなければ改まらない問題は少なくないだろうし、
自分のプライドや尊厳を懸けて告発すべきか迷っている人々にとって
ヒントになれば幸いである。(「はじめに」より)
三菱自動車の燃費不正問題も
内部告発説があるようです。
ニッサンとの間に内部告発の
裏取引があったとの説もあります。
燃費不正問題が発覚しても
2000年のリコール隠しの時のような
株価の下落は見られ無かったようですし
ニッサンとの合併話が深く静かに
潜行していたとも聞きます。
魑魅魍魎の時代です。
健全な時代では無いでしょう。