ただの相談役 気まぐれブログ

POSシステムと「三無い事」 
201608.15

ユーリン・ホームの建てる家は
断熱材を発泡ウレタン注入にして
長期優良住宅を当り前の標準にしています。

POSシステムとは
小売店で用いられる商品の販売情報の管理システムです。

POSシステムでは
商品を売った時点で商品名・金額などの商品の情報や
配送・発送の詳細な情報がコンピゥーターに送られ
送られたデータは会社のコンピゥーターで
販売情報として管理される。

日本でPOSシステム
それも
光ファイバーのPOSを導入した最初の店がイトーヨーカ堂だそうです。

そのときの費用が
機械に2百億円・訓練に2百億円
合わせて4百億円でしたが
初年度に
2千億円の在庫が減ったということです。

POSで1番から6万番目までの売れ行きリストを作成して
お宅の品は5万9千9百9十9番目の売れ行きだから
「納入しない」というと
業者は納得して引き上げたそうです。

『流通業者にとって大事なことは売れない在庫を減らすこと』

創業者の伊藤雅俊氏の言葉にうなずかされました。

当時
売り上げでほとんど並んでいた同業者のダイエーは
POSを導入できなかった。

納入業者から金額に応じて賛助金を取っていて
賛助金を返済しなければPOSを導入しても
納入業者をきれない状態だったといいます。

このダイエーの賛助金の話を読んだ時
NHKの『とっと姉ちゃん』のモデルになっている『暮らしの手帖』が
広告宣伝の欄を設けずに誰にも・どこにも遠慮なく電化製品などの試作をし
結果を公表していたことを思い出しました。

金銭による癒着は組織を弱体化させるものです。

不良在庫を持た無い事・借金を抱え無い事・業者に借りを作ら無い事

住宅会社も心得ておかなければならない「願い事」ならぬ「三無い事」です。

株式会社ユーリン・ホームは「三無い事」を社是としています。

執筆者:中井勝人
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