ただの相談役　気まぐれブログ

ユーリン・ホームの建てる家は
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８月３１日の朝から『ヒト――異端のサルの一億年』を
読み始めたら同日の読売新聞朝刊に
『猿人ルーシー　木から落ちる?』の
記事が載っていてクスッとくすぐられました。

　「ルーシー」＝写真、復元模型＝の愛称で知られる約318万年前の
猿人の死因は「木から落ちたためだった」とする研究成果を米テキサス大
などの研究チームが発表した。地上生活が増え、木登りの能力が落ちた
可能性があるという。論文が29日、英科学誌ネイチャーに掲載された。
　ルーシーは、1974年にエチオピアで骨が見つかったアファール猿人の
女性。地上と樹上の両方で暮らしていた初期人類の一種で、それ以前の
猿人より二足歩行に適応していたと考えられている。
　チームは骨をコンピューター断層撮影法（ＣＴ）で分析。腕や足首の
折れ方から、１２㍍以上の高さから落ちて骨折した可能性があることが
わかった。治った痕がないため、チームは木から落ちた直後に命を
落としたと推定した。

ちょうど『ヒト』の本のキングというオランウータンの箇所を
読んだばっかりだったので可笑しさも一塩でした。

「０６４０　右手右足でぶら下がって、果実の房のついた枝を握る。
足の親指はまったく使わず、ぶら下がり続ける。果実のついた枝を
折りとって、足でそれを握り、大枝にすわって果実を食べる。どんな
場合でも片手は必ず枝を握っている。それは樹上生活の基本だろう。
人間と同じか、それ以上の重さのある動物である。たとえ五メートルの
高さでも落ちれば致命的だ。大枝に腰を下ろした状態でも右手で枝を
握るのは忘れない。」

類人猿（キング）と猿人（ルーシー）との
木登りに対する能力の差が出たのですね。