ただの相談役 気まぐれブログ
ユーリン・ホームの建てる家は
断熱材を発泡ウレタン注入にして
長期優良住宅を当り前の標準にしています。
「今日のお昼は何?」
「フ～ン・・・食べに行かんのなら・・・カップ麺」
このフ～ンで水曜日であることを思い出し
倉式珈琲店の下庄店に行ってきました。
私はドリアで奥さんはサンドイッチの昼食でした。
1時間ばかり雑誌などを読んで過ごし
仏壇の供花が欲しいということで
総社のノーマル園芸に寄りました。
供花を買ってから花を見て歩きましたが
山野草コーナーで『???』のような葉を見つけ
思わず手にしました。
やはり『ショウジョウバカマ』でした。
「この花をしっとるか?」
開花すると大工の棟梁であった
祖父の喜三郎さんが
幼い私に名を尋ねた花でした。
「ショウジョウバカマちゅうてな
田舎から持って帰って育てとる花なんじゃ・・・」
幼稚園の頃には私の方が言ったものです。
「お祖父ちゃんの田舎の花で
ショウジョウバカマやろ・・・」
この歳になると可笑しなもので
花よりも葉っぱの形の方を
よく覚えているのですね。
山野草コーナーの何種類もの花の中から
この葉っぱの形で直ぐにピンときました。
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小学5年生の時に祖父の喜三郎が亡くなり
高1の時に大伯父の米治郎が亡くなって
祖父の田舎での葬儀に行ったときに
ショウジョウバカマを採集して帰ろうと考え
親類の者に生えている場所を聞きましたが
誰もショウジョウバカマという名の
植物のことを知りませんでした。
田舎ではただの雑草で
生えている事さえ気づかれていないようでした。
「雑草という名前の植物はない」
牧野富太郎先生が怒りそうな状態でした。
そんな懐かしい植物に
この歳になって逢えるとは
これほど嬉しいことはありません。
早速ショウジョウバカマを買い
花の5倍もするような値段の鉢を買い
奥さんに呆れられました。
家に帰ると玄関先でタントが待っていてくれ
何度も何度も頭を撫でてジャーキーを遣り
最後はタントを抱きしめようとして
逃げられてしまいました。
今日16日は午前7時から
日畑のＮ波さんの家の
お引渡しです。
本当に立派な
工務店としても
建てさせていただいて
誇りの持てる家のお引渡しです。
日畑あたりならどこかに
ショウジョウバカマが生えている場所がありそうです。
そのお引渡しの前日に
私の大好きであった大工の棟梁の祖父・喜三郎さんの
愛でて育んでいた故郷の野辺の花・ショウジョウバカマと
再会できたのも喜ばしい縁（エニシ）なのだと感謝しています。
