ただの相談役 気まぐれブログ

敗戦の日に・・・
201708.15

オンリー・ワンの家造り 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

今日は敗戦の日です。

私は『終戦記念日』という言い方が好きではありません。

今日は日本が敗戦を受け入れた日だと認識し
戦争にいたる経過と敗戦となった原因を学んでこそ
情緒的ではない反戦意識が生まれると考えるからです。

nipponntennsaidenn.jpg今朝事務所に来ましたら
デスクの上に置いてありました。

【裏表紙】
「日本人はオリジナリティーに乏しい」という言葉をよく耳にする。
果たして本当なのだろうか?
明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると、日本人による
研究・発見が生活のいたるところに活かされ、現代社会を支える
技術として受け継がれていることがわかる。日本人にオリジナリティー
がないのではなく、日本人による多くの画期的な成果を正当に
評価せず、歴史に埋もれさせてきたのもまた、日本人だったのでは
ないか。
「飛行機の父」「日本のエジソン」「東洋のマルコーニ」「ミスター・
トルネード」「胃カメラの父」・・・・・・。世界に誇れる16人の業績と
その歩みを、信頼できる資料をもとに紹介する。
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【帯】
日本人に独創性はなかったか?
世界に伍して先端的な研究に挑んだ
16人の業績と歩み
科学の父 桜井錠二  アドレナリンの父 高峰譲吉 酸化酵素の父 吉田彦六郎 ビニロンの父 桜田一郎
飛行機の父 二宮注八 蓄電池の父 島津源蔵 放送の父 安藤博 地震学の父 大森房吉
天気予報の父 藤原咲平 竜巻研究の父 藤田哲也 ペースメーカーの父 田原淳 胃カメラの父 杉浦睦夫
類体論の父 高木貞治 特殊合金の父 増本量 量子統計学の父 久保亮五 ゲル科学の父 田中豊一

アドレナリンの父「高峰譲吉」は
副腎皮質ホルモンを結晶化して
アドレナリンの名付け親でしたが
ノーベル賞はもらえませんでした。

第一回ノーベル生理学・医学賞は
破傷風の研究者でペスト菌の発見者であった「北里重三郎」ではなく
共同研究者として名を連ねただけの「フォン・ベーリング」が受賞しました。

シェークスピアノ時代から猖獗を極めていたペスト菌を
開国したばかりの国からやって来て
いとも簡単に発見した東洋人などは
ノーベル賞の受賞の対象者ではありませんでした。

この頃の欧米人に東洋人に対する偏見・蔑視か無くて
第一回ノーベル生理学・医学賞を
日本人「北里重三郎」に受賞させるような世界であったなら
その後
日本も不毛な戦争に突き進むような馬鹿げた行動に
走る必要はなかったと思います。

私の知っている限りでも「北里」「高峰」以外にも
戦前にノーベル賞を受賞していてもおかしくない人たちがいます。

◎鈴木 梅太郎・・・・ビタミンの発見。C・エイクヤンが受賞
◎野口 英世・・・・・・梅毒スピロヘータの研究。
◎小林 六造・・・・・・ヘリコバクタ菌の発見。ピロリ菌と名付けたバリー・マーシャルが受賞。
◎山際 勝三郎・・・・刺激が癌を生み出すことを発見。「寄生虫説」のフィビガーが受賞。
◎武井 武・・・・・・・・ビデオ・ステルス性能の生みの親。武井理論をなぞったルイ・ネールが受賞。

戦前から日本人は「欧米人と肩を並べて研究ができる」と矜持を持っていましたが
「日本人は業績は良いが顔色が悪い」というのが欧米人の考え方だったと言います。

沖垣先生に聞いたことがあります。

「アメリカで地位や名誉を得た黒人は
若い白人女性を秘書として採用します。
彼女たちでなければタクシーも
止まってくれないからですよ」

地位や名誉を得た黒人は
腰を振って歩かないと
本で読んだこともあります。

「白人何するものか!!!」の
日本人のご先祖の矜持とご先祖の流した血と涙と汗が
現在の建前上は人種に優しい世界を作り出すのに役立ちました。

敗戦の日に ちょこっと そんなことを考えてみました。

執筆者:中井勝人
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