ただの相談役 気まぐれブログ
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今朝の讀賣新聞を読んでいますと
週刊現代の発売広告が載っていました。
日大事件 「悪質タックル」 泣くな、若人よ!
有名企業の採用担当者に聞く
「日大の〇〇くん、御社なら採用しますか?」
採 用「あの記者会見は、企業トップでもなかなか真似できない」(パナソニック)
不採用「たとえ上司でも、違法な命令は拒絶してほしかった」(みずほ銀行)
売らんがために罪の意識に苛まれている学生の
人生を弄ぶような記事を掲載するものではないでしょうが・・・。
本当に企業の採用担当者が答えていたとしたら企業も愚か過ぎるでしょう。
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今回の事件が社会問題化する少し前に読んだ本があります。
『スポーツ国家アメリカ(鈴木透 著・中公新書)』
ボールとは関係のないところでも攻撃側と守備側が体をぶつけあうアメリカンフットボールでは、
ただでさえサッカーやラグビーよりも負傷者が出やすい。加えて、悪質なラフプレーによる死者や
けが人が相次いだことで、次第にアメリカンフットボールの粗暴性は社会問題化していった。
1903年のアメリカンフットボールの試合での死者は年間で44人に達し、大学側にも試合を
禁止しようとする動きが出てくる。アメリカンフットボールは存続の危機に立たされたのだ。
そんな歴史を経て現在のアメリカンフットボールはあるのです。
現にアメリカンフットボールは、企業活動と似た要素で成り立っている。すべてがセットプレーで
あるこの競技では、対戦相手を徹底的に分析し、プレーをデザインする。そして10ヤード前進する
という短期的目標を計画に沿って次々にクリアしていくことで、最終的にタッチダウンという成果を
獲得しようとする。(中略)
企業活動とこの競技に共通する計画性の重視は、偶発的要素の排除に通ずる。(中略)一方の
アメリカンフットボールも、緻密な計画とリハーサルによってプレーの精度を上げ、偶発的ミスを
極力減らそうとするのだ。
「計画性の重視と偶発的要素の排除」の箇所に書いてありました。
この箇所を読んだだけでも
日大の選手が個人的判断で
レイトタックルを犯していたのなら
監督・コーチから即刻退場を命じられ
アメフト選手としての信頼性を失ったことが
想像できることでしょう。
「泣くな、若人よ!」と書くぐらいなら もう
日大のアメフト選手のことは
そっとしておいてあげましょうよ。