ただの相談役　気まぐれブログ

アナタの隣りの工務店　倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

『なぜ倒産』を読み終わりました。

第２章　　　　ビジネスモデルが陳腐化したときの分かれ道
破綻の定石７　危機対応が後手に回る
CASE１７　　　ジュネビビアン[女性向けフォーマルドレスの製造・販売]

　ジュネビビアンの設立は１９８６年。当時、婦人服などを扱っていたジュネという
会社からフォーマルウエア担当部門が分離・独立するかたちで、２０１６年まで社長
を務めた根本保氏(仮名)らが立ち上げた。時代はバブル期。派手な結婚式やパーテイー
が多く、女性のドレスに対する需要は多かった。（中略）
　ところがバブルがはじけた後、状況が変わる。消費不況とデフレの影響などで、
結婚式をはじめとする各種式典やパーティーのカジュアル化が進んだ。それによって
フォーマルドレスの需要が減る。

当時知り合いだった女性が
ジュネビビアンのフォーマルドレスが好みで
よく着ていたのでこの「CASE１７」に興味を覚えました。

ジュネビビアンが２０１７年に
倒産していたことは知りませんでしたが
『バブルがはじけた後（中略）結婚式をはじめとする
各種式典やパーティーのカジュアル化』
の文言が引っ掛かりました。

「中井さん・・・この度の安室奈美恵の
結婚をどう考えましかな？」

川崎福祉大学の哲学教授のH氏に
尋ねられたことを思い出したのです。

「安室があんなふうに結婚を発表をしたら
これからは若い人が式を上げなくなりますよ」

H教授に瀬戸町で家を建てて頂いたのが１９９７年で
この年に安室奈美恵がSAMとの結婚を発表しました。

安室奈美恵の式を挙げない結婚は
「ジミ婚」と一時期　話題になったものです。

バブルがはじけたり
不況になったことよりも
安室のような有名人が
「ジミ婚」で済ませたことで
結婚式というセレモニーの
社会性が希薄になったと感じます。

H教授はそのことを
見越しておられたのでしょう。

その安室奈美恵さんも
平成の終わりと共に
芸能界を引退される。

次の元号はめでたい字面（じづら）の元号がいいですね。