ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
8月21日に手に取り
あまりの面白さに
すぐに読み終わった本が
あります。
『マスコミ偽善者列伝
建前を言いつのる人々』
もう一度読みたくなって
本棚から取り出しました。
「その時だけの絶対反対」の法律感覚
法案が成立したからデモはやめて終わりでは情けない。
彼ら(特定秘密保護法案反対者)は、単なる野次馬であり、
何も本気で考えたことのない空虚な大衆ということである。
土、積もりて山阜を成し
水 積もりて江海を成し、
行 積もりて君子を成す。
桓寛 『塩鉄論』 執務、
小沢一郎の貪婪
四億円男は、秘書の四億円使用を知らなかったという。
老生の家計では、物を買うとき、千円を超えると高い安いと
大会議。さすが天下国家男、秘書に柔顔。と思いきや、
四億円男はゼニに細かいとの報道もあり、その間、天下国家論で頭が
いっぱいとは忙しいことである。ただ、ゼニの芳香(いや悪臭か)には
必ず凡俗が寄ってくる。この男の周りにも。
君子 富むれば、好んで其の徳を行ひ、
小人 富むれば、以て其の力を適しむ。
『史記』 貨殖列伝
深刻そうに「その時だけの絶対反対」を繰り返すマスコミを嗤い飛ばし
正義感ぶって己のことにのみ貪婪(どんらん)政治家たちをこき下ろす。
最近まれに見る痛快で
尚且つ
漢文の知識が深くなる
エッセイです。
著者は東洋学の第一人者である「加地伸行」さんです。
続刊が出るのが待ちどうしいです。