ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
先日
家にヒロトと私しかおらぬ時
ヒロトがむずかって
ギャーギャーと
泣き喚き始めました。
私はヒロトを泣くがままにして
寝室に籠ろうかとも思いました。
が 放っておいて
何事かがあってはかなわんと
ヒロトを胸に掻き抱き
軽く背中を叩く手で
ゆっくり拍子を取りながら
子守唄を歌ってやりました。
ねんねこしゃっしゃりませ
寝た子のかわいさ
おきて泣く子の
ねんころろ 面にくさ
ねんころろん ねんころろん
ねんねこしゃっしゃりませ
今日は二十五日さ
明日はこの子の
ねんころろ 宮まいり
ねんころろん ねんころろん
宮へまいったとき
なんと言うて拝むさ
一生この子の
ねんころろ まめなよに
ねんころろん ねんころろん
するとヒロトがスヤスヤと
眠り始めたではありませんか
私はそのまま
ソファーに横座りをして
ヒロトを脇に抱えながら
静に眠らせておきました。
「アララ・・・ヒロト寝てるじゃん」と
帰って来た奥さんがヒロトに笑いかけました。
「ヒロト・・・おとなしく寝てたんじゃ・・・利口じゃなぁ」と
帰ってきたヒロがヒロトをほめました。
奥さんとヒロに言います。
ヒロトは寝ていたのではありません。
私が寝かしつけていたのです。
奥さんもヒロも忘れ果て
ヒロトの記憶として残らなくても
私はこの日のこのヒロトの寝姿や寝顔や
ヒロトから伝わってきた温もりを
死ぬまで片時も忘れません。
思ひだすとは 忘るるか
思ひださずや 忘れねば
(閑吟集)
しまった!!!!!
写真を撮っておけばよかった!!!!!!