ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
越智雅彦氏に『什の定』を書いてもらい
額に入れました。
「什」とは幕藩時代の
会津藩の藩士の子弟を
教育する組織です。
十人一組が単位になっていたので
「什」という漢字が私用されていた
のではないでしょうか。
ヒロトが理非を少し判りだしたら
暗誦をさせるつもりです
「戸外で夫人と言葉を
交えてはなりませぬ」
.
この定めをご婦人方に
ご披露いたしますと皆さんが
「お爺ちゃんに似ないように
今からヒロト君に教えるのね」
と面白がられました。
悪事千里を走る
私の悪評も百里くらいは
走ってきているようです。
この定めの中で一番重要なのは
「ならぬことはならぬものです」
だと 私は思っています。
昨日の三斎市で
着いてすぐに
ある列に並びました。
「後ろの方・・・何にします?」
「日本蕎麦」
列の前の人が離れ
私の順番になり
オバサンが蕎麦を手早く作り
「ハイ」と渡してくれました。
「アリガトウ」と礼を言って
私は列を離れました。
「蕎麦」を食べ
屋台を冷やかしたり
買い物をしたりして
1時間半ばかり
時間を潰して
帰る段になり
スボンのポケットに
手を突っ込むと
チャラ銭が
入っていました。
素早くお金を支払うために
蕎麦代を小銭入れから出して
ポケットに入れ替えていたのに
オバサンの蕎麦づくりの手早さに
代金を出すのを忘れていたようでした。
帰るつもりで市の端まで来ていました。
屋台に戻るのも大儀だし
時間も経っているし
金額もたかがしれているし
オバサンも気付いていないかもしれないし
「どうしようか・・・」と正直 考えました。
「どうも・・・お父さん・・・
蕎麦代を払っていないようやわ・・・
払ってくるわ」
何も知らないヒロに話したのは
自分の行動を促すためでした。
人混みの中を小走りにすり抜け
蕎麦の屋台まで行きました。
「オバサン・・・
どうも代金を払ってない様なんじゃわぁ~」
「ウン・・・もらっとらんようじゃねぇ~」
「ゴメン・・・」
「エエヨォ~」
オバサンの笑顔に救われました。
支払いに戻って本当に良かった・・・。
「ならぬことはならぬのです」
昨日買った「華具楽」のさば寿司は
紅麹を使った酢飯が桃色で
少し固めでしたが
鯖の味が私の好みに
ピッタリと合いました。
美味しかったです。