ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
京都の不動産屋「安祥」さんから頂いた
「禅語こよみ」も12月になってしまいました。
羅漢図(室町時代)
赤手に大虫を生擒し
颯颯たり匝地の清風
(天隠龍沢「伏虎羅漢」賛)
せきしゅに だいちゅうを せいきんし
さつさつたり そうちの せいふう
こわもてや やさしき心 内に秘め
虎はなつきて 風もやわらぐ
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【生擒・生禽】セイキン いけどる。または、いけどり。
【颯颯】サツサツ ①風のさっと吹くさま。また、その音の形容。
②雨の降るさま。また、その音の形容
【匝地】ソウチ 地面いっぱいの意。
禅画を味わう(黄檗宗・少林寺・達磨寺)
清風匝地(せいふうそうち)
この世界にはすがすがしい風が
大地いっぱいどこにも止むことなく
常に吹き続けている。
この世に生きている人々が
抱える苦しみ、悩み、迷い、悲しみなど
すべてを一掃するように・・・・・・。
あなたもその風の中に心と身体を
ゆだねねみたらどうだろう?
あなたが自己を深く探究するならば
きっとあなたもその風を感じることが
できるだろう。
凡夫・俗人の私としましては
清風匝地の心境に
なれればいいなぁ
と思います。