ただの相談役　気まぐれブログ

アナタの隣りの工務店　倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

『居住まい』という言葉があります。

①人が座っている姿勢。
　また、その態度。座り方。
　[居住まいを正す]

②住んでいるまわりの様子。環境。
「人といふものも――による事ぞ」

昨日は原古才の現場に
瓦工事のために
越智さんが入っておられると
チヒロに誘われ行ってきました。

丁度昼前で奥さんは下におられ
屋根から降りてきた越智さんとも
久しぶりに話を弾ませる事ができました。

そうこうしていますと
越智さんに続いて降りてきた職人が
軽トラを現場に回してきて
越智さんに尋ねてきました。
.
「昼行かんのか？」

「行かん!!!」

越智さんは一瞬間をおいて
気持ちを抑えるような低い声で
きっぱりと言い放ちました。

「今日は雨が降りそうだったから
弁当を作ってきていないのよ」

奥さんも状況を説明するように
私に話し掛けててきました。

軽トラを運転してきたのは
越智さんより少し若いぐらいの職人で
屋根から降りてきたときに
「お世話になります、よろしくお願いします」
と挨拶をしましたが
私に軽く頭を下げてムニャムニャと言い
視線も合わせずに横をすり抜けて行きました。

『越智さんが珍しく怒ったな』
と私は全身で感じていました。

下請けの親方が元請けの社長と
話をしている時に昼飯時だと言って
サッサと話を切り上げて
昼飯を食いに行くような
非常識なことができると思って
飯に誘ってきたのか

私は越智さんの怒りの原因は
そこに有ったのだと思いました。

それほど年が違っていなくても
親方になれる者と
子方で雇われる者との差も
そこに有るのです。

人としての居住まいの違いです。

私自身の日常を思い浮かべ
「居住まいを美しく」と反省した次第でした。

朝事務所に来ますと
玄関ドアの取っ手に
吊るしてありました。

ガマさま
　いつも突然で、スイマセン
　うちのオヤジ殿がつくった
　エンドウとスナップエンドウです。
　さきほどとったばかりなので
　良かったら、お召し上がりください
　　　　　　　　　　　　　　　M手

会社に行く途中で　ワザワザ
立ち寄って下さったようです。

いつも有難うございます。