ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
朝 台所で新聞を読みながらコーヒーを飲んでいると
隣りの居間からNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の
主題歌が音声高く流れてくる。
涙が降れば きっと消えてしまう
揺らぐ残り火 どうかここにいて~♬~♬~
そのメロディと歌詞が何となく姦(かしま)しい。
番組が始まると女性主人公の関西弁と声のトーンが
これまた姦しい。
それで私は番組を見てもいないのに
「スカーレット」というタイトルは
「風と友の去りぬ」の女性主人公の
スカ―レット・オハラに因み
気の強く事業欲溢れる女性が戦後
男に伍して事業を立ち上げていく
そんな物語なのだと思い込んでいた。
先日NHKの「ブラタモリ」の信楽編を見た。
信楽焼の女性説明者が赤く焼けた陶器の壺を指差し
「これが『スカーレット』ですね」と話した時に
画面の下に『火色』とテロップが流れた。
私の頭の中では
『スカーレット』の和訳は『緋色』に結びついていたが
『緋色』=『火色』にまで発想が飛んでなかったので
『あゝなるほど…』と初めて『スカーレット』の意味が分かった。
そういうと備前焼でも『襷(たすき)』という言いまわして
赤い文様を『赤襷』『緋襷』『火襷』などと表現していたのを
思い出していたが『スカーレット』が『火色』には感動した。