スタッフブログ
こんにちは。
思っていることを言うのをやめよう、と決めたら言葉自体をなくしてしまった感覚になっている千です。
「無」と言えば聞こえはいい気がしますが、本当に寡黙な頑固おやじのような気分です。
さてさて。
土曜日のブロック大会について。
年に一度、建築士会では、中四国で持ち回り開催されているブロック大会というものがあります。
今年は岡山の担当。
私にとっては初めての岡山大会でした。
ブロック大会では、各県の取り組みについての発表があり、私は時間制限のベルを鳴らす係でした。
舞台の隅っこで時計とにらめっこしながら、4分たったら「チン」、5分たったら「チン、チン」とやっていたので、写真はなし。
大きな大会なので、県知事や岡山の人気者? ももっちとうらっちも来てくれていました。
ももっち と うらっち の話はまた後日。
各県の発表が終わった後は、グループでの意見討論会やグループ学習が行われました。
「分科会」といい、私の担当は「分科会③」。
ほぞ と ほぞ穴 を作ってみよう、という体験学習。
講師の一人はアメリカから大工修行にきている方で、傍から見ていると日本の建築を外国人から教わるというなかなかシュールな絵でした。
写真はほぞ穴を作っているところ。
柱の方は「ほぞ」というでっぱりにします。
奥で腰に手を当てている方が、宮大工の親方さんです。
今では機械が主流ですが、こんなことを昔の大工さんはみなさん、手作業でされていたんですよねぇ。
アメリカ人の大工さんは、みんなが見ている間にしゃべりながらチャチャっと簡単そうに2つを作ってしまいましたが、さぁいざやってみたら、みなさん大変そう。
建築会の方は、基本的に図面を描く人が多いので、大工仕事は慣れてないご様子でした。
写真手前は親方さんが「ちょうな」という道具で木の表面を削っています。
奥は作業される他県の建築士さんたち。
ある程度形になってきたところです。
関係ないけれど、左で下を向いているのが私。
別にふてくされている訳ではありません。
写真係だったので、撮った写真を確認しているところです。
形になっても、なかなかピタッと合わない様子でした。
親方とアメリカの大工さんと、他にも親方の知り合いの大工さんたちが何人かでサポートに回り、アドバイスをしながら完成されていました。
全体的にみなさん楽しくされていたようなので、良かったです。
今回は開催県が岡山だったので、他の方たちは、去年から話し合いをして準備されていたので、無事に終わり、ホッとされていたようです。
私は話し合いにも参加できず、リハと当日参加ぐらいでしたが、よい経験になりました。
建築士というのは、こんな感じで県内はもちろん、他県の建築士とも交流してます。
個人的には、弁護士会とか医師会みたいに、もっと力のある組織になったら良いのになぁ~と思うのですが。
だんだんと建築士会に入る人数も減ってきているらしいので、建築士の方は、ぜひぜひご参加を。