スタッフブログ
こんにちは。
連休明けで何となくもっさりした気分の千です。
特に予約も入らなかったので、4日間、よく休みました。
ほぼ家にいて、掃除と洗濯をする以外はゴロゴロ。
疲れがたまっていたので、ゆっくりできて良かったです。
本も3冊読めました。
湊かなえさんの小説「境遇」
さくらももこさんのエッセイ。(題名覚えておらず)
今村三奈さんの「結婚はつらいよ」というエッセイ。
「境遇」は、子どもの誘拐事件をきっかけにしたミステリー小説でしたが、こういうのは、一人静かな時間に読まないといけませんね。
家に人がいて音を立てていると話が入ってこなくて、集中できませんでした。
怖くもなくて読みやすかったです。
ただ誘拐した理由が、ちょっと微妙だったかな。
そして今回、何となく初めて手に取ってみた今村さんのエッセイ。(パートナーに題名を見られるのは、いささか居心地が悪かったですが)
オープンな人なんでしょうね、書いていることがあけっぴろげで、面白かったです。
平野レミさんの姪っ子さんだそうで。
あぁ、あの人の姪っ子さんなら…と、知りもしない癖に何となく分かった気になりました。
作者は1回結婚に失敗して、2回目はうまくいっているような感じで話が進んでいくので、1回目のことをさしての題名なのかと思いきや、2回目も途中で雲行きがあやしくなり…。
最後の話が2回目の旦那さんの浮気。
連載中に起こった出来事だったのか何なのか、それがもう、臨場感にあふれ、作者の悲しみが正直な文章からにじみ出てきており、3回そこだけ読み返し、3回とも泣いてしまいました。
浮気って題名でしたが、若いホステスさんにはまってしまった旦那さん、あれは浮気じゃなくて、本気だよなぁ。
最後は、作者が旦那さんの携帯電話もパソコンも、いくつかあった高級眼鏡も、すべてバッキバキに壊してしまい、何も持たせず家をたたき出して終わり。
本の題名にすっかり納得したのでありました。