ただの相談役 気まぐれブログ
オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
タントの犬小屋を裏の日陰から
駐車場の物置の前に持ってきた。
来客などの時に
家の中の檻に入れておくと
吠え声がワンワンと煩いので
外に繋いでやろうと考えたのだ。
昨日試してみた。
「ここで静かにしとくんやぞ」
初めは
意図が分からないのか
ずっと私の方を見ていた。
私が動かずにいると
その内に仰向けになり
熱いコンクリートに
背中を擦りつけ
クルリとお尻を向けて
寝そべった。
少し様子を伺った。
ピクリとも動く気配がない。
呆れて家に入ったが
吠える声が届かない。
『この炎天下に‥‥』
心配になって戻っていった。
タントは足音を聞きつけて
クルリと体を回して
四つん這いになって
ニタリと見上げた。
ニタリ‥‥。
不貞腐れて無言の抵抗をし
心配させておいて近づくと
ニタリとしたのだ。
「ワン」
そして一声
大きく吠えた。
性根のきつい犬である。
ヒロトにズボンを買ってやった。
「いやだ‥‥はかない‥‥」
「何でや着んのや‥‥」
「可愛いじゃん」
「だって‥‥だって‥‥
みんなみんな小さくって‥‥
いやだ‥‥」
オシメをしていて
ダボダボのズボンが
好きなヒロトには
ぴったりとし過ぎているらしい。
ポケットも小さくて
ハンカチが入らないと言う
「いやだ」
私と奥さんの説得に
ヒロトは小鼻を膨らませて
睨んできた。
3歳児に着る物の好悪が
有るものだろうか。
性根のきつい孫である。
年長者の言ふことに
背いてはなりませぬ
犬にも孫にも
什の定を教えねば‥‥。