ただの相談役 気まぐれブログ
オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
「5時にカエルが来ますから」
「何しに?」
「アマガエルが欲しいんでしょ。
持って来てくれるんです。
N村さんの家のオタマは
なかなかカエルになりそうもないので
カエルに頼んだんです」
カエルことカオルは
チヒロの小学校以来の友人で
チヒロも心安いので
何でも頼んでしまう。
5時に赤い軽自動車が
駐車場に入って来た。
蓋をした水槽を抱えて
カエルが車から降りてきた。
アマガエルが3匹入っていた。
「『カエル取って帰ります』って
所長に水槽を借りてきたんですよ。
アマガエルを何するんですか?」
「ヒロトに取ってやったカタツムリを
小さな虫カゴで買ってるんだけど
コバエが入ってくるので駆除のため」
「じゃぁ~3匹で十分か‥‥
さすがオジちゃん‥‥手早いなぁ~」
水槽から虫カゴにアマガエルと移すと
カエルが褒めてくれた。
アマガエルと同時にバナナの皮を入れた。
コバエが早くもたかってきた。
これでアマガエルも
餌には不自由しないだろう。
「カエル…カエル‥‥」
ヒロトが虫カゴの蓋を開けて
アマガエルを触りたがった。
「駄目だよ‥‥
ちっちゃなカエルだから
ヒロ君がつかんだら死んじゃうよ」
そういいながらカエルは
しばらく虫カゴを覗き込んでいた。
「アマガエル好きだなぁ~
可愛いなぁ~」
カエル‥‥有難う。
昨日も可愛いカエルだった。