ただの相談役　気まぐれブログ

あなたのための家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

敬老の日にヒロトが私たちに
オクサリス(中央1-15-14)の
フランス菓子の詰合せをくれた。

「おじいちゃん　おばあちゃん
いつもありがとう」

ヒロトは言いながら
菓子箱を食卓に放り投げた。

「こらっ‥‥
ちゃんとおじいちゃんに
渡しなさい」

チヒロは叱ったが
ヒロトはそっぽを向いていた。

後の祭りだった

感謝という概念は
何歳から芽生えるのだろうか。

日々感謝の念で
生きている老爺としては
興味深い孫の行動であった。

昨朝
二階の窓から階下を見た。

シダ類がしっかり
テントのフレームで
保護されていた。

これが杉皮風板付けの
ビカク三兄弟だ。

シダの置き場に姿を見せた
奥さんに自慢らしく言った。

「この兄弟‥‥よかろ？」

「どこがよ‥‥？」

昨日も朝一番で
クスノキの枯れ根に
張り付けていたが
成長の悪いビカクシダを
根を傷付けないように
取り上げて鉢物にした。

「それより‥‥もう‥‥
鉢を増やしなんなよ」

奥さんは少し怖い顔で
注意してきた。

後の祭りだった。