現場日記

家の「具」 その②
202111.27

片岡 大です

倉敷市 新築工事 茶屋町

ユーリン・ホーム新社屋

昨日に引き続き木製建具の紹介です。

こちらは事務所と廊下の境の建具です。

材質は米松で木目がしっかりと詰まった

ピーラーと呼ばれる部分を使っています。

油分が多く湿気に強いので

玄関の建具としても

よく使われる材料です。

                                                  

こちらは2階の打ち合わせ室の建具です。

材質はタモです。

硬めの樹種ですが、粘り強さもあるので

野球のバットやスキーの板にも

使われています。

造作材としてもポピュラーで

高級な部類の材料になります。

                                                       

この2つの建具は片引き戸ですが

上吊り式のレールで開閉するので

音がとても静かです。

                                                       

こちらは事務所にある収納の

タモで造られた両開き戸です。

厚みの異なる材料を

貼り合わせる事で1枚の扉を造っています。

かなり手間と時間が掛かっています。

                                                    

トイレの扉です。

トイレなので程よい大きさの

明り取りを付けてくれています。

この扉もピーラーです。

                                                      

ざっくりと紹介させて頂きました。

建具屋さんの仕事は細やかな技術と

その家、その場所に応じたデザインの提案が

求められるきわめてセンスが重要な仕事だと

今回改めて教えられました。

そういった思いで見ると

どの建具も努力と魂の結晶に見えてなりません。

  

                                                    

                                                        

                                                      

執筆者:片岡大悟
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